8月の獣医師出勤表
2008年08月17日 (日) | 編集 |


8gatsu_20080817143513.png
赤字の日の診察時間は午後5時までです。



虫除けスプレー
2008年08月10日 (日) | 編集 |
メディカルアロマ(レシピ・1)

虫除けスプレー


 
 夏になり、花火・キャンプ・ハイキングなど外出の機会もふえてきます。そんな時に力を発揮するのが虫除けスプレーです。
 市販のものもたくさんありますが、合成殺虫剤には、農薬と同じ成分が含まれ、化学物質過敏症やアレルギーの引き金になることもあるといわれているので、少し心配・・・という人は、このスプレーをお試しください。
 渦巻き型の蚊取り線香でも、最近では除虫菊で作られた茶色の物が出回っています。着色料や防腐剤が入っていない無添加のものなら子供にも安心して使うことが出来ます。ただ、持ち運びに蚊取り線香は不便なので、外出の時は精油で作ったスプレーが便利です。

 虫(特に蚊)が嫌う香りとして、ユーカリレモンという精油があります。シトロネラールという昆虫忌避効果のある成分が多く含まれているので、これを用いたスプレーをお出かけ前に、ワンちゃんに、あるいは人にも吹きかけると効果があります。
 ただ、肌の弱い人は一度腕の内側などにつけてみて、パッチテストを行なってください。直接肌にかけなくても、洋服など(あるいは家なら網戸や玄関)にスプレーする方法もあります。(顔には直接かからないようにしてください。)
注意点は、防腐剤を使用していないので、少量ずつ作り、1〜2週間で使い切ること。夏は冷蔵保存したほうがいいです。
興味のある方は、ぜひお気軽にお尋ねください。            (新家 弘美)

第22回こころのワクチン 「社会化トレーニングとワクチン接種について」
2008年07月20日 (日) | 編集 |
社会化トレーニングをおすすめするのと裏腹に、「仔犬をワクチンプログラムがすべて終わるまで外に出さないように」とアドバイスすることがあります。ワクチン未接種の状態だと、伝染病に感染する恐れがあるからです。

前回お話したように、社会化期は仔犬・子猫の初回ワクチン時期と重なります。
通常、幼年時のワクチンは1ヶ月間隔で2〜3回の接種が必要ですので、アドバイス通りにすると、仔犬が初めて家の外にでるのは3〜4ヶ月齢になってから、ということになります。
そうすると社会化期を過ぎてから初めて強い刺激のある場所に連れて行くことになりますので、外や他の動物に対して恐怖心を持ってしまう危険性があります。
ワクチンプログラムがおわるまで仔犬を外に出さないことは、「子犬を伝染病から守る」という点では良い方法であっても、「仔犬の精神的成長」という点からは好ましくありません。


当院では、新しい環境に慣れ、健康で栄養状態もいい仔犬であれば、いくつかの注意点を守ることで安全に仔犬を社会化できると考えています。
少なくとも1回の有効なワクチン接種をおこない元気で食欲もあるようなら、できるだけ早い時期から抱っこをしてのお散歩をお勧めします。抱っこでのお散歩に慣れてきたら、ドックランなどの不特定多数の犬が集まる場所はさけ犬の排泄物に接触しないように注意しながら地面を歩く訓練をしてみましょう。
そして、ワクチンプログラムが終わる頃には安心してさまざまな場所に連れて行ける状態まで慣らしておきます。

上記の注意点を守れば、仔犬がお散歩によって伝染病に感染する可能性は低いと考えています。もちろん、可能性はゼロではありません。しかし、低い確率のリスクよりも、「心の成長」という大きなメリットがあると思います。


次回から具体的に「社会化トレーニングの方法」についてお話します。
お楽しみに!

わくワーク体験
2008年07月05日 (土) | 編集 |
7月1日〜3日の3日間、わくワーク体験で津幡中学から3人の生徒さんが当院を訪れました。
         2008 7 1-3 002


3人ともとても明るく、病院の犬(ベル&あいこ)のシャンプーも楽しそうにしてくれました。
       2008 7 1-3 004  2008 7 1-3 006


最終日には毎年恒例の「鶏肉を使った模擬手術」も行われました。
         2008 7 1-3 015

滅菌された手術衣、手袋をつけて院長先生指導の下、実際に手術で使われている道具で鶏肉を切開、縫合をしました。


本物の犬を使って歯みがきの仕方も勉強しました。
         2008 7 1-3 018




短い期間でしたが楽しんでもらえたのではないかと思います。

これからも色々なことに挑戦していっぱい勉強して夢をかなえてくださいo(^-^)o
アレルギー検査
2008年07月03日 (木) | 編集 |
<犬の皮膚のかゆみの検査>

犬の皮膚のかゆみは、細菌や寄生虫などの感染症、ノミアレルギー、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどによって起こります。
その中でも、とりわけ厄介なのがアトピー性皮膚炎食物アレルギーによるかゆみです。
これまでのアトピー性皮膚炎の診断は、発症した年齢、かゆみが見られる場所などの臨床症状に基づいて行われてきました。
また、食物によるかゆみの診断は、それまでに食べたことのないたんぱく質を使ったフードを与えて、かゆみが治まるかどうかをみるものでした。
今回は、三つの新しい検査方法によって、かゆみ(アレルギー)の原因が詳しく検査できるようになったので、その事について簡単にお話したいと思います。

1)アトピー性皮膚炎の原因は?(アレルゲン特異的IgE濃度検査
アトピー性皮膚炎の場合、環境中のスギ花粉やハウスダストといった特定の物質によってかゆみが引き起こされます。そのとき、体内ではIgEという成分が増えることが分かっています。
それを調べることによって、かゆみの原因となる物質を特定することができます。さらに、新しい検査方法によってIgEの量を調べることができるようになりました。これによりかゆみの進行状態を数字にして判断することができ、それに基づいて治療方針を決定していくことができます。
  
2)どんな食物によるかゆみなのか?(リンパ球反応検査
犬の食物アレルギーには、前述したIgEが増えるタイプとリンパ球という成分が増えるタイプがあります。これまでの検査では、IgEタイプしか検査することが出来ませんでした。新しい検査では、これまで分からなかったリンパ球を介した食物アレルギーの有無を調べることができるようになりました。
この検査によって、これまで以上に食物アレルギーの反応を検出できることから、より適切なフードを選択することが可能になります。

3)かゆみの原因は本当にアレルギー? (アレルギー強度検査
アレルギーがあるかどうかを把握することができる新しい検査です。体内でアレルギー反応が活発になっている場合には、血液中にCCR4という成分が発現した特別なリンパ球が増加します。この量を測定することによって、アレルギーの有無だけではなく、適切な治療を行うための(例えばステロイド剤の過剰投与を避けるための)指針として用いることができます。


これらは全て、血液検査で調べることができます。検査の結果は早いもので3日、長くても10日ほどで分かります。
かゆみの原因がたとえアレルギーであったとしても、新しい検査で詳しく原因を知ることにより、かゆみを上手くコントロールしてワンちゃんがストレスなく生活できる手助けになればと思います。
詳しくは、当院スタッフまでお尋ねください。