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2008'03.31 (Mon)

第19回 こころのワクチン 「分離不安症③」

今回は、すでに分離不安症の症状がでている犬への対処法についてお話します。
幸い、分離不安症に関しては効果的な対処法が確立されており、補助的に使用することができる有効な薬も承認されています。獣医師の指導の下、お薬で不安を和らげるのも効果的な方法です。


★飼い主が外出する準備をしだすと、不安なそぶりを見せる★
例えばかばんを持つ・お化粧をする・鍵を持つ・ケージに入れられるなどの行動を、犬が「飼い主が外出する合図」だと覚えている場合、それらの行動をとると不安を予測して落ち着きがなくなりだします。
「外出前にする行動」を犬に覚えさせないために、これらの行動を外出しないときにも行い、慣れさせておきます。


★「外出前の行動」に慣れてきたら・・★
「外出前の行動」に慣れ、不安なそぶりを見せなくなってきたら、次は短い外出に慣らしていきます。
最初は「ドアノブにさわる」「玄関に近づく」「靴をはく」などを行い、もしこの段階で犬が不安なそぶりを見せるなら、犬がこの行動に慣れるまで何度もくり返します。
次に「ドアを開ける」「ドアを開けて外に出る」「外に出て、ドアを閉めてすぐに戻る」
などの段階を経て、しだいに1分間~3分間~5分間といったように、少しずつ外出時間を伸ばしていくようにします。


★外出中の工夫★
犬が留守番になれるまで、外出時もテレビや電気をつけっぱなしにしておき、人間が家にいるときと同じ状況で出かけるようにするのも良いでしょう。
外出時はケージにいれておくのならば、外出する30分以上前から入れておき、その間はガムなど与え、犬が特別なおやつに夢中になっている間にさりげなく外出します。


★帰宅時の対処法★
外出時と同様に、帰宅時にオーバーな再会の挨拶をするのは逆効果です。帰宅時に犬が興奮して出迎えに来ても無視し、犬が落ち着いてからはじめて声をかけたり、触ったりするようにしましょう。
お留守番中にしてしまったことに対して怒ることもよくありません。分離不安症は、犬が不安やストレスを感じているためにおこっています。罰を与えることで、犬は余計にストレスを感じてしまいます。


3回にわたって、分離不安症についてお話しました。
分離不安症の相談をうけていると、しばしば犬の問題ではなく、飼い主さんが犬に対して分離不安なのが問題ではないか、と感じることがあります。
「猫かわいがり」という言葉がありますが、猫はどんなに甘やかしても、飼い主に依存しすぎて分離不安になることはありません。しかし、犬に対して「猫かわいがり」し、精神的に自立させないことは分離不安症の原因になります。
飼い主は犬にとって「リーダー」であるべきであり「母犬」になってはいけません。
生涯、片時もはなれず犬とすごすことは不可能です。犬が不安やストレスから開放され、快適に日常生活をおくれるようにしてあげるのは、飼い主さんの犬に対する思いやりではないでしょうか。

次回は「社会化期の重要性」についてお話します。お楽しみに!
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