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2008'05.20 (Tue)

がん免疫療法

がん患者の増加

近年、医療の進歩や飼育環境の向上により、犬や猫も、昔と比べて長生きするようになりました。
しかし、人と同じく動物も、高齢になるにつれてがんの発生率は高くなります。
そのため、動物の医療においてもがん治療は急速に発展していますが、発展に比例するように、がんに罹患する動物の数は年々増加しています。

がんの治療は、①外科手術(がんを取る)②化学療法(抗がん剤でがん細胞をたたく)③放射線療法(放射線でがん細胞をたたく)に大きく分けられます。
しかし最近では、第四の治療法として、温熱療法(がんは熱に弱い)や、免疫療法等の治療法も注目されています。
今回は、当院で実施している免疫療法についてお話します。


からだの免疫機能

からだには、自分と自分でないものを区別して、攻撃し取り除こうとする免疫機能が備わっています。この免疫機能は、がん細胞においても働いていて、正常ではない細胞(がん細胞)を排除しようとします。
このからだの免疫機能を活性化させてがんと戦う治療法が、がん免疫療法です。


がん免疫療法の3つの特徴

副作用がほとんどない
自分のからだにあるものを増殖して投与するので、拒絶反応などの副作用の心配がありません。したがって、どのような段階のがんであっても体の衰弱が激しくても長期にわたって使用できます。

延命効果、自覚症状(QOL)の改善がみられる
末期がんの段階では、貧血や痛みなどのつらい自覚症状が現れますが、免疫療法では、苦痛を和らげる作用があります。がんが体にあっても、食欲が戻ったりしてQOL(生活の質)の改善が期待できます。

他の療法との相乗効果
手術後の再発予防のみならず、化学療法等のさまざまな治療法と併用することで治療をあげることが期待できます。

現在主に、がん免疫療法では、がん自体を直接攻撃するDCワクチンという方法と、自己の免疫力を活性化させがんに対抗するリンパ球療法があります。


リンパ球療法

リンパ球は、からだの中で免疫機能を主に担当している細胞です。
この、リンパ球による免疫を高めることは、腫瘍の制圧、腫瘍の転移および増殖の抑制に有効な役割を果たす可能性があると考えられています。
がん免疫療法におけるリンパ球療法は、8ml程度採血をして取り出した自己のリンパ球を育てて活性化させ、100~1000倍に増やしたのち、再び点滴によって体内に戻す治療法です。
これを2週間から1ヶ月間隔で実施します。

詳しくは当院におたずね下さい。



当院に新しく設置された細胞培養室

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