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2008'07.20 (Sun)

第22回こころのワクチン 「社会化トレーニングとワクチン接種について」

社会化トレーニングをおすすめするのと裏腹に、「仔犬をワクチンプログラムがすべて終わるまで外に出さないように」とアドバイスすることがあります。ワクチン未接種の状態だと、伝染病に感染する恐れがあるからです。

前回お話したように、社会化期は仔犬・子猫の初回ワクチン時期と重なります。
通常、幼年時のワクチンは1ヶ月間隔で2~3回の接種が必要ですので、アドバイス通りにすると、仔犬が初めて家の外にでるのは3~4ヶ月齢になってから、ということになります。
そうすると社会化期を過ぎてから初めて強い刺激のある場所に連れて行くことになりますので、外や他の動物に対して恐怖心を持ってしまう危険性があります。
ワクチンプログラムがおわるまで仔犬を外に出さないことは、「子犬を伝染病から守る」という点では良い方法であっても、「仔犬の精神的成長」という点からは好ましくありません。


当院では、新しい環境に慣れ、健康で栄養状態もいい仔犬であれば、いくつかの注意点を守ることで安全に仔犬を社会化できると考えています。
少なくとも1回の有効なワクチン接種をおこない元気で食欲もあるようなら、できるだけ早い時期から抱っこをしてのお散歩をお勧めします。抱っこでのお散歩に慣れてきたら、ドックランなどの不特定多数の犬が集まる場所はさけ犬の排泄物に接触しないように注意しながら地面を歩く訓練をしてみましょう。
そして、ワクチンプログラムが終わる頃には安心してさまざまな場所に連れて行ける状態まで慣らしておきます。

上記の注意点を守れば、仔犬がお散歩によって伝染病に感染する可能性は低いと考えています。もちろん、可能性はゼロではありません。しかし、低い確率のリスクよりも、「心の成長」という大きなメリットがあると思います。


次回から具体的に「社会化トレーニングの方法」についてお話します。
お楽しみに!
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